ザ本ブログ

読書をメインに。他、雑記などをアップしていきます。

HUNTER×HUNTER /冨樫義博  連載中35巻 (ついにアメトークに!笑)

行き当たりバッタリで計画性のカケラもないし、たまにラフ画で掲載してくるし、休載しまくりのに、全て許せる

脈絡なく始まった章も、常に神展開に持ち込み、予想を裏切る神エンドへと収束させる技法は、この世で冨樫以外なせないもの。
コンビニで立ち読みして神回だった時は、モップ掛けする店員が近寄れないほどオーラが漏れでてしまいます笑(ちゃんと単行本は買ってますよ)。
 
ヤバかったのはやはりアリ(キメラアント)編ですかね。王と側近の緊迫感は、ドラゴンボールフリーザ編以上!そして掟破りとしか言えないブツを使ったうえに、ラストがアレとは…。いやー語りたくても語れない。もしかしたら、まだ読んでない人がいるかもですからね。
 
アメトークで、ついに「HUNTER×HUNTER芸人」やるみたいですが、芸人達の直近のハンターの感想を聞いてみたい。登場人物多過ぎで、さすがに複雑過ぎないか?(笑)
 

官ノ倉山(かんのくらやま)ハイキングに行ってきましたよ

平成30年4月22日、埼玉県の官ノ倉山にハイキングに行ってきましたよ。

 

目次

 

登山概要

標高:344m(もう一つの山の石尊山は344m)
距離:約10キロ、4時間弱
アクセス(行き):池袋駅→東武竹沢駅禍〈東部東上線、一時間半〉
アクセス(帰り):小川町駅→池袋駅<東部東上線、約一時間半>
コンビニ:登山口には一切なし、お弁当は家か池袋駅で調達すべし
自販機:登山口から、終着地まで一切なし!
トイレ:下山中の中ほど、北向地蔵の辺りにある。
温泉:小川町駅の反対側になりますが、徒歩圏内に「花和楽の湯」があります。食事処も併設で、オススメ♪

 

ハイキング記録

道すがら、花を楽しむ。
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いい天気!
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藤棚もいいけど、野生の藤も荒々しくて好き。容赦なく、他の樹に巻き付いています。
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東京近郊の山は杉だらけ。写真だと回廊みたいで、キレイなんですが。4月下旬だと、花粉症の人もなんとか大丈夫みたい。
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山頂に到着!標高344.7m(笑)。そこまで広い山頂ではないですが、お昼ご飯はここがオススメ。ここを逃すと、他にあまりないかも。
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向かい側の石尊山にも、ものの10分くらいで到着できるのが、官ノ倉山の特長。標高344m(^-^)。こちらの方が、見張らしはいいです!

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石噂山からの下山。山頂付近の下りは、結構険しいですよ。
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帰りは日帰り温泉「花和楽の湯」へ!登山の汗を温泉でながし、ビールと揚げ物を食らい、蕎麦と日本酒でシメる♪

健康的だかなんだか分からないですが、充実の一日です(^-^)
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www.kawaranoyu.jp

 

 

まとめ

低い山ですが、眺めはなかなかいいです。舗装された道を歩く距離が長いですが、神社があったり、季節柄、花が民家の軒先に咲いていたりして目を楽しませてくれる。

注意点は、木陰が少ない点ですかね!夏には不向きの山です。初心者にはとてもオススメ。ぜひ一度登ってみてください(^^)

 

富士芝桜まつりと山梨県立近代美術館

2018年5月12日~13日で、山梨県に行ってきましたよ。

目的は、富士芝桜まつりと山梨県立美術館!!

旅の記録は以下の通り。

目次 

 

【一日目】東京→富士芝桜まつり→鳴沢氷穴笛吹川フルーツ公園→甲府駅

東京からレンタカーを借りて、山梨県へ。朝8時発だと、少々渋滞があって、着いたのは11時過ぎになっちゃいましたね。やはり都心発なら、7時発が望ましい。

富士芝桜まつりは天気に恵まれ、インスタ映えな写真が撮り放題!!

会場は結構人はいるんですが、広いので人口密度は控えめで快適。風景写真は午前中の方が綺麗に撮れるし、昼過ぎから混んできたので、早めがおすすめです。5月の下旬までやってるみたいですよ。

芝桜は部分によって、かなり地面が見えてたり、咲き方にはムラがあります(笑)。人が群がってる部分は大体撮影スポットだったりします(^^♪

www.shibazakura.jp

 

・芝桜に接写気味で撮影。

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・芝桜富士とツーショット

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麓が少し霞がかった感じが、よくないすか?(^^)

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  • ところでこのピンクの芝桜の学名って、マックダニエルクッションなんですって!和名じゃないのかよ(笑)。他の色の芝桜にもそろぞれ、カタカナの名称が付いてました。

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・展望台から撮影。午後はもう少し混んできました。
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  • 会場には出店が出ていて、B級グルメやらスイーツやら、色々食べれますよ。こちらは、富士宮焼きそば。味は焼きそばなんですが、味付けが少し濃いめなのと、何より麺の太さとコシが特徴的でした。

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お次は鳴沢氷穴へ。内部の気温は年平均3度に保たれ、かなり寒いです。が、見学コースは短いので、特にダウンとかの装備は必要なし。何か羽織るか、まあ半そででも耐えられなくはない。入口施設には、売店とささやかなカフェがございます。
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鳴沢氷穴 | 富士山の洞窟 天然記念物 富岳風穴・鳴沢氷穴 | 富士山・河口湖 洞窟 観光スポット

一日目のラストは、笛吹川フルーツ公園へ!斜面を利用した、果樹栽培が盛んな公園。施設的には、見るべきものはそんなにないですが、ここは夜景が有名な公園。夜までは時間がなくていられなかったのですが、甲府盆地を見下ろす景色は一見の価値ありですよ。

 

・フルーツパフェ。さすがに鮮度抜群で、美味しかった。
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こんな感じで、甲府盆地が見渡せます。次回は夜景を見たい!
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夜は甲府駅前の、奥藤本店へ。
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B級グルメで有名な、鳥もつ煮。いろんな部位が入ってるし、臭みもなくて美味!
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  • 道すがら気になってた、山菜のこしあぶらの天ぷら。山菜の苦みってたまらないですよね。
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  • 山梨と言えばワイン。スッキリして美味しかったですが、できれば常温で飲みたかったな。
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【二日目】山梨県立美術館→専心庵(そば屋)→モンデ酒造→帰路

二日目は山梨県立美術館へ!ここはなんと言っても、ミレーの「種蒔く人」が収蔵されているのが有名です。あと「落ち穂拾いとか」。バルビソン派の作品が多く収蔵されているとのこと。

美術館は庭園が広く、外にも展示がありましたよ。ミレー以外のバルビゾン派以外の展示も多く、近代日本絵画もあり。何より館内が天井が高く、広く、空いててよい。東京の美術館は苦手なんですよね。人の肩越しで作品見るとか順番待つとか、詰まってるのが気になってじっくり見れないとかね。

皆様、旅先で雨に降られたら、美術館がおすすめですよ。カフェがおしゃれなとこも、多いですし。

 

リンゴのオブジェ。穴は中心に向かって、円錐上に抉れてます。
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「ミレー?誰それ?」な感じのケンタロウスさん。

ちなみにミレーの「種捲く人」は素晴らしかったです!!ミレーは、農民の働く姿を多く描いているんですね。それが、権力への反抗とも取られたらしいのですが、本人にその意図はなかったとのこと。

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この時は、100万回生きたねこの展示をやっていました。

なんと奇跡的に看板の前に白いねこが!きっと、作中の白ねこの子孫に違いない(笑)。
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旅の締めはお蕎麦屋さんの「専心庵」。メチャ美味かったですよ。
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蕎麦の実が見えるほどの、粗挽き十割そば。歯ごたえがすごい!
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そば湯も衝撃でした!湯ってかポタージュ!!もちろん飲み干した(笑)。
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まとめ

都心から手軽に行ける山梨県は、低コストで旅行感が味わえる、いいスポットでしたよ。海あり、富士山あり、ワイナリー巡りありで、時間が足りないほど。
でも手近だから、何回かに分けてきてもOKですよね。
次回はワカサギ釣りをしてから、ワイナリー巡りをしたいです!(^^)!

【2018年版】絶対読むべきオススメ漫画ランキング・ベスト18 ※30年5月5日更新

単純に、自分にとってのマンガランキングの記事を書こうと思ったんですが、意味もなく順位付けするのって、結構難しいものですね。
とゆーわけで、本記事のランキングの趣旨はこれにしました。それはズバリ、
 
「あなたに読んで欲しいマンガ」
 
いや、フツーですいません。でもね、ただ面白いってだけでランキングって作れないですよ。色んな面白さがありますからね。
 
アートとエンタメの違いってご存じですか?
エンタメはその場限りの楽しみ。
アートは一度触れたら、それを知る前の自分には戻れないもの。
 
ここではそんな作品を紹介していきます。
その作品を読んだ方の人生に、彩りを添えることを願って。
 
※ランキングのルールなど
  • 未完、完結は意識しません。
  • 同じ作者の作品もあり。
  • 全て私の主観です。
  • 随時更新していきます。
参考までに、今まで読んだマンガを下記に列挙しておきます。たんなる備忘録+これからランキングに入れたりするかも。
・魔女、SARU、リトルフォレスト、バガボンド、リアル、火の鳥アドルフに告ぐ七色いんこ三つ目がとおるジャングル大帝どろろ新撰組ブッダ、シュマリ、鉄腕アトム陽だまりの樹奇子ブラックジャックブラックジャックによろしく王様とバイキング、カイジ銀と金、最強伝説黒澤、無頼伝涯、雀聖哲也、ドリームス、GETバッカーズバクマンプラチナエンドヒカルの碁、スピナマラダ、ゴールデンカムイハイスコアガールミスミソウ、焔の眼、うしおととら、黒博物館、はじめの一歩、攻殻機動隊ロトの紋章ダイの大冒険、ホイッスル、キャプテン翼クニミツの政サイコメトラーエイジ、金色のガッシュ寄生獣ドラゴンボール結界士黒子のバスケ、め組のだいご、らんま1/2、めぞん一刻赤ちゃんと僕しゃにむにgo、ニューヨークニューヨーク、風の谷のナウシカモブサイコ100ドラゴン桜、インベスターZ、エンゼルバンク 、ドラえもんあさりちゃん、すうぱあかぐや姫、のんきくん、マジカルたるるーとくん、H2、虹色とうがらし、タッチ、赤ずきんチャチャこどものおもちゃNANA、こいつら100%、お父さんは心配性、ルナティック雑技団ちびまる子ちゃん封神演義グラップラー刃牙名探偵コナン金田一少年の事件簿、幕張、泣くようぐいす喧嘩商売課長バカ一代、魁クロマティ高校、ケンガンアシュラ、骨が腐るまで鬼滅の刃、ムーンライトマイル、銀河英雄伝説クレイモア、キムンカムイ、シャトゥーン、神の雫、ワンピース、デストロイレボリューション、テラフォーマーズもやしもん純潔のマリア僕のヒーローアカデミア、ナルト、のだめカンタービレ荒川アンダーザブリッジ、明日のジョー、ブラッディマンデー、軍鶏、血と灰の女王、ワンパンマン、blackcat、リクドウ、エアマスターハチワンダイバー、アイアムヒーロー、バナナフィッシュ、吉祥天女ドリフターズヘルシング、カフス、皇国の守護者、群青のマグメル、生者の行進、オメガドライブキングダム、arms、スプリガン、ピースメーカー、ADAMAS、サイケまたしても、マギ、岳、あずみ、静かなるドン、鋼の錬金術師銀の匙アルスラーン戦記イノサン、釣れんボーイ、RAINBOW、監獄学園、すごいよマサルさんるろうに剣心、おーい龍馬、MONSTER、20世紀少年、Pineapple army、Plutoエヴァンゲリオン、僕は麻里のなか、寄生獣暗殺教室、俺物語、彼方のアストラ、GANTZ、ぬ~べ~、聖闘士星矢、ハイキュー、ブリーチ、約束のネバーランド、猫猫ファンタジア、ハイキュー
 
 
18位 バガボンド  /井上雄彦  連載中38巻
最近展開が遅くなってしまってますが。
剣や刀で切り合う、マンガや映画や小説は数知れず。
切り合う人間の内面に、これほどまで迫った作品を他に知らない。
スラムダンクの次に、この作品を描いたとういうのが驚きですよね。
なんとゆーか球技などのスポーツは、独創性以前に型がまず大事で、賭けているのは命ではなく青春とか意地だったり生活だったりする。それも現代だったら、数多くある選択肢の中で、何となくそのスポーツを選んだりする。
対して宮本武蔵は、時代的になんの生活の保障もないし、そもそもまともな子ども時代を送らせてもらってないし、刀で斬り合って負けたら再戦はない。
そんな人間が、誰にも頼まれたわけでもなく、自らより強いヤツに死合いを挑む。自分の強さの証明のためだけに。狂ってますよね。現代と違って、勝ったら有名になるとか、儲かるとか一切ないし。
本当に進化を止めない稀有な漫画家だと思います。ぜひ一読あれ。
 
 
17位 幽遊白書 /冨樫義博  全19巻
16位 賭博黙示録カイジ(カイジシリーズ) 福本伸行 連載中65巻
シリーズ毎に分かれていますが、全部足したら65巻以上でした(笑)。
 
構成は以下の通り。
自分はカイジを長いこと、「なんかわけの分からんギャンブル漫画でしょ?」って敬遠していました。私がバカでしたカイジとは、生きる意味、そしてお金の大切さを考えさせてくれる、素晴らしい教育漫画なのです!でも、読み方を間違えるとアレなので、社会人になってから読んでほしい(笑)。
自分が感銘を受けたのは、賭博黙示録の鉄骨渡りですね。ビルの間に渡した鉄骨を渡り切ったら勝ち、落ちたら死ぬ。ただそれだけの単純なゲームの中に、濃密な人間ドラマが展開される。兵藤会長の偏った人生観が胸に痛い。ささやかな生活を営み、小さなことに喜びを感じる我々パンピーの心を、容赦なく踏みにじってきます。しかも凄い説得力。
もう一つ。なんか圧倒的な迫力で迫ってきたのは、賭博破戒録カイジのパチンコ「沼」編。パチンコ1台を攻略するだけなんですよ。それに13巻を費やす。正に圧倒的っっ...!!最早(いや、元々だが)現実にはあり得ない展開に、パチンコ1台を表現するに注ぐやたら無駄な熱量。終盤辺りの名ゼリフには、一人で読んでたのに声出して爆笑しちゃいました。この笑いのツボが一緒なら、あなたとは親友になれそうです(笑)。
 
 
15位 拳闘暗黒伝セスタス /技来静也  連載中15巻
 純粋な格闘マンガでは一番好きな作品です。
 
まずは画力が高い。
ものすごく描きこんでるわけじゃないんだけど、格闘の動作の見せ方が抜群ですね。絵が上手くても、動きがよく分からない漫画ってよくありますよね。
間違いなくこの作者は格闘技オタクで、技に対する理解度がメチャ高いんですよねえ。
主人公セスタスの悲惨な境遇をともにする、ザファル先生の言葉が、ひたすら熱く重い。
現代に生きる人にだってグサグサ突き刺さってきすよ。
あと個人的には最速の拳闘士・アドニスが好きです。アホな男って、最速とか分かりやい指標が好きですよね(笑)。
 
 
14位 DEATH  NOTE /小畑健大場つぐみ  全12巻
よくこれをジャンプでやったなという問題作。ドラえもんの独裁スイッチの、進化版?
 
名前を書いただけで、人を殺せるというお手軽さがまず問題。人を殺したことに葛藤があったのが、最初の一人だけという、サイコな主人公が問題(笑)。
そして、社会不安を引き起こす者を手当たり次第に殺していったら、戦争や犯罪が激減したという描写もマズイ。現実にやっても、おそらく似たような結果になると思うが。お前はフィリピンのドゥテルテ大統領か。
 
でも更にヤバイなと思ったのが、後半に出てきた検察官である魅上の子ども時代のエピソード。単純に言うと、いじめっこ達が事故で死んだら、クラスはとても平和になりましたと。
 
これも一つの真理ではあると思うんですがね。自分もパワハラクレーマー、モンペとかは、まあ死ねばいいのにって思っちゃうし。綺麗事言ってたって自分が被害者になれば、誰だって少しは殺意が湧くでしょ。
 
とまぁ、議論し始めたら止まらない問題作。頭のいい主人公の思考をなぞって自分も頭いい錯覚に陥ったり、気に入らないヤツを手軽に殺してくれることのカタルシスを得るもいいが、人間の根元的なことを考えさせてくれる。大学生くらいまでは、読んでほしくはないかも。
 
今は同じタッグで対照的?な『プラチナエンド』、って作品を連載してますね。主人公ライトに対して、ミライ。取り憑くのが死神じゃなくて、天使。超常の能力に条件が色々課されるのは一緒。なかなか面白いですよ。
 
 
13位 自殺島 /森恒二  全17巻
その名の通り。自殺者が増えすぎた日本で、何度も自殺を試みる者を、島流しにしちゃう話。
 
島には廃屋などはあるが、当然水から何から自分達で調達しなきゃならない、サヴァイバル生活。加えて彼らは自殺常習者であり、メンタルが弱かったりと、某かの生きづらさを抱えている。
 
生きることを放棄した彼らが、極限の生活で生き延びることはできるのか?そもそも、生きる意味を見出だすことができるのか?
非常に重いテーマではありますが、読み応えあります。作者の森恒二先生は、本当にマジメな方なんだなと思います。
 
 
12位 マスターキートン /勝鹿北星浦沢直樹   全18巻
『MONSTER』や『20世紀少年』でお馴染み、浦沢直樹の作品。
 
マスターキートン前にも『Pineapple army』という作品を書いているんですが、こちらはかなりミリタリー色の強いものになっています。
その点、マスターキートンの主人公・平賀=キートン・太一は、英国の特殊空挺部隊(SAS)の出身でありながら、大学教授として研究生活をすることを望んでおり、博識。正に文武両道であり、読者としては元軍人としてのアクションを楽しめたり、キートンの歴史や文化の知識を吸収することによって、何だか頭が良くなった気がする、とてもお得な作品です!(笑)
泣かせる回あり、深く考えさせられる回あり、1話完結方式が多いので、気軽に読むことができますよ(^^)
 
 
11位 レベルE  /冨樫義博   全3巻
これに似てる作品ってあります?
 
 20年を経ても、全く色褪せることのないウイットに富んだギャグの数々。『幽々白書』と『Hunter×Hunter』の間にこの作品が挟まってることを知る人は、今では少なそうだし、そもそも同じ作者の作品とは思えない。
 ジャンプなのに月イチ連載だったんですね。当時から、冨樫先生は自由な連載の仕方を許されていたらしい(笑)。
内容はもう、紹介のしようがありません。宇宙人と地球人の交流を、オムニバス形式で描いたもの?
とにかく読んでください。絶対に損はしない。3巻完結ですしね。
 
 
10位 僕だけがいない街 /三部けい  全9巻
 タイムリープものでは、最高峰ではなかろうか。
 
本作ではタイムリープは自分の意志では起こせず、前触れもない。そして記憶だけが飛ぶので、肉体は当時のままとなる。
この時点で斬新じゃね?(あ、ドラえもんのタマシイム・マシンがあったか)
 でも現代風の絵で、ある種リアルなコナン君体験を描いてくれるだけで、ワクワクが止まりませんよ。(主人公は当然パニックでしたが)
大人の知識や経験があったって、必ずしも子供の中で上手くやれるわけじゃない辺りもリアル。そこに不規則に起こるタイムリープに、過去の殺人事件を絡めるサスペンス要素が加味される、作者の頭の中を覗いてみたい神展開。
次作の「夢で見たあの子のために」も、面白い予感しかしません。
 
 
9位 ジョジョの奇妙な冒険 /荒木飛呂彦  連載中100巻以上
年を取らない荒木先生による、超長編能力バトル漫画。
 
もう長過ぎて勧めづらいですね。でも勧めます
 ストーリーの完成度とか、そんなんどうでもいいんです。とにかく絵柄とセリフ、これに尽きる。
 王道は3部ですね。少し通だと5部。マニアは4部か。
ジョジョリオンスティールボールランもいいですよ!つまるところ全部ジョジョですが笑。
ジョジョシリーズの永遠のテーマは、「人間讃歌」。
いくら絶望を突き付けられても、最後には必ず希望が用意されているんです。
 
予断ですが、荒木先生がマンガの書き方を指南している新書を読んだら、一コマ一コマの細部までどれだけ計算が尽くされてるかが理解できて、ますますジョジョ好きになりました!
 
 
8位 進撃の巨人 /諫山 創  連載中25巻
これまた説明不要の、大人気作品。
 
いい作品って時代を表していると思うんですよ(エヴァが世紀末を象徴していたように。あの頃、面白いコンテンツが多かったなぁ)。
今って戦後の経済成長が一段落して、失われた20年とか言われて、そして景気が良くなったと言われても実感がなかったり、つまるところ失われ続けてますよね。
絶望は減ったけど、真綿で首を絞められるかのような言い知れぬ圧迫感を感じ、何となく内向きに右傾化する各国を見ていると、あぁ壁に囲まれ得体が知れず、コンタクトも取れない巨人と戦う本作品って、上手いこと時代を捉えているなぁと思うんです。
そんな小難しいこと抜きにしても、ワイヤーアクション(笑)のカッコ良さと、謎が謎を呼ぶ舞台設定を存分に楽しんでください!
 
 
7位 スラムダンク /井上雄彦  全31巻
言わずもがなの、バスケット漫画の金字塔。
 
最近読み直したんですが、こりゃ大人になって読んでも、ただただ圧倒的ですね。
画力はもちろんとんでもないんですが、一体どれだけ深くバスケを理解すれば、あんな人体の動きを絵で表現することができるのか。とにかく圧巻。
ストーリーには触れるまでもないでしょうが、自分の好きってか気になるキャラが、何故か昔から水戸くんと彩子さんなんです笑。二人ともバスケという特殊能力がない中で、何だかすごく自立していて、このマンガを超人の戦いから現実に立ち返らせる、重要なポジションを占めてませんか?
考えすぎでしょうか(笑)
 
 
6位 プラネテス /幸村誠  全4巻
テーマは「宇宙と愛」。
 
舞台を宇宙としながらも、どのストーリーも最終的には人の営みへと帰結させる話運びが巧み。
広大な宇宙で偶然地球に産まれ、たまたま人として生きる我々。とてもちっぽけな存在に思えますが、宇宙に匹敵するものを、一人一人が生まれ持っているのです!
それは一体何だと思いますか?ぜひ、本作品で確かめてください(^^)
 
 
 5位 海獣の子供 /五十嵐大介  全5巻
このマンガを読んでから、しばらく他の作品を読む気がしなくなった。
他に類似している作品がない、独特な空気感を携えている。
 
テーマは「海と宇宙と生命」。
海の不思議さ、広大さ。宇宙と地球と海のつながり。生命の奇跡、謎。
言葉少なに、今生きているという不可解な奇跡を物語ってくる。
心が、浄化されます。
 
 
4位 キングダム /原泰久  連載中50巻
アメトークでも取り上げられた、歴史マンガ。
 
時代は春秋戦国時代。下僕の少年と、後の秦の始皇帝になる少年が、共に将軍の座と二人の共通の夢、「中華統一」を目指す物語。
キングダムさえ読んでいれば、少々ツラいことも乗り越えられます。だって、戦の場面では、前列の兵士は大体即死してますからね。何百人も。
それでも夢を追って、戦場へと討ってでる男達。
何かにチャレンジしようと思ってて、二の足を踏んでるそこのあなた。
キングダムをご賞味あれ。きっと背中を力強く押してくれますよ。
 
 
3位 ホーリーランド /森恒二  全18巻
このマンガを上位に上げる人は少ないだろう。
 
でもね、自分にとってはバイブルなんです。いや、殴り合いの喧嘩なんてしたことないんですけどね。
 イジメられ自殺寸前だった少年が、本でボクシングのワン・ツーを身につけ、“街”で自分の存在を顕していく。ありきたりなんですが、多分ちょっとメンタルな作者の心情描写の深みと、実体験に基づいたストリートファイトの解説が、アツ過ぎる!
 「史上もっともリアルな格闘マンガ」、と評されたのもうなずける。“街”で交錯する少年たちの、ケンカを介した友情に涙してください。
 
 
 2位 HUNTER×HUNTER /冨樫義博  連載中35巻
「結局ハンターかよ!」って言われちゃいそうですが、しょうがないじゃん。面白いんだもの。
 
行き当たりバッタリで計画性のカケラもないし、たまにラフ画で掲載してくるし、休載しまくりのに、全て許せる
脈絡なく始まった章も、常に神展開に持ち込み、予想を裏切る神エンドへと収束させる技法は、この世で冨樫以外なせないもの。
コンビニで立ち読みして神回だった時は、モップ掛けする店員が近寄れないほどオーラが漏れでてしまいます笑(ちゃんと単行本は買ってますよ)。
 
 
 1位 ベルセルク /三浦健太郎  連載中39巻
 

何事も、一番を選べと言われると悩むものですが、この作品に関しては譲れない。お前がナンバーワンだ、『ベルセルク』。 

序盤のグロさで音をあげそうな、ベルセルク初心者達に告げる。まずは8巻まで読め(命令)。

そこで気付くはずです。この作品はそこらのグロを売りにした浅薄な代物でない。常軌を逸した異なる才能を持ち、それが故に孤高かつ孤独な二人の男の、イビツで至高の友情賛歌であることを。

誰に勧めても、「もっと早く出会いたかった」と言わしめる作品。
未読の方が羨ましいぜ!これからこの一大叙事詩を堪能できるなんて!!

ハイスコアガール / 押切蓮介

80年代、90年代って、ポップ・サブカルチャーの全盛期だったって思いません?思い出補正もあると思うけど、昨今の作品は、未だに当時の残滓を引きずっているものが、多いように思う。

 

まあ自分はそこまでサブカル好きではないし、語るに落ちてしまうのでここらで止めておきますが、今回紹介したいのは、完全なオッサンホイホイである、

 

『ハイスコア・ガール』

 

いやー、最近一番キュンキュンしたマンガであります。キュン死、必至。

 

舞台は90年代、東京、神奈川辺り。ゲーム、ゲーセンを舞台に繰り広げられる、ラブコメですね。現在8巻。主人公が小学生から始まった物語は、現在高校生となっております。

 

なんと言っても目を引くのが、ゲームやゲームキャラがふんだんに登場すること。登場人物達が、ゲームに興じる時に、ゲーキャラが描かれるのはもちろんですが、主人公の心理描写をガイルとかが代弁するのが斬新。ぜひ、一読あれ。あなたは、どのキャラをエディットする?(笑)