【絵本】いつでも会える / 菊田まりこ

動物モノに弱いんですよね。『盲導犬クイール』ではオープニング含め3回泣きましたし、『犬とわたしの10の約束』では、鑑賞後、3日くらいヘコみました笑。 『ネバーエンディングストーリー』では、作品の内容よりも、馬が沼に沈んじゃうシーンが子ども心に…

【映画】ローマの休日(1953年) / ウィリアム・ワイラー

オススメの映画は? と聞かれると、色々考えたあげく結局、『ローマの休日』と答えてしまう。 言わずと知れた名作。最高に萌えるラブコメなのに、ヘプバーンの気品とペックのダンディズムが、物語をとても大人びたものにさせています。 ヘプバーンが城から脱…

限界集落株式会社 / 黒野伸一

村興しの話ですね。有川浩の『県庁おもてなし課』を思い出しました。あと池井戸潤の下町ロケットとか。 この手のお仕事小説は、何もないところから(いやポテンシャルはあるけど)村や会社が活気を取り戻すということで大体予想が付くのですが、分かってるのに…

【短編映画】言の葉の庭(2013年) / 新海誠

■現代、東京。靴職人を目指す高校生のタカオは、雨に日には決まって午前の授業をサボり、新宿御苑に来ていた。そこのベンチで、チョコを肴にビールを飲む、謎めいた女性、ユキノに出会う。女性は短歌の様なものを言い残し、その場を立ち去る。 それからとい…

漁港の肉子ちゃん / 西加奈子

最初は少女趣味な内容かなーと、油断して読んでいたら、後半急加速を始め、あれよあれよと衝撃的な印象を残す展開となりました。 非常にオススメの作品です。 ひなびた漁港の肉屋に居候する母子。 太って不細工で、お世辞にも賢くはないが、人懐っこさとあっ…

【映画】七人の侍(1954年) / 黒澤明監督

■戦国時代。不作など貧しい生活に苦しむ百姓だけの村に、野武士の集団が現れ、僅かな収穫でさえも奪おうとする。長老の決断で、侍を雇うことが提案され(当時はそういうことが本当にあったようだ)、近隣の町で侍を探すこととなる。報酬は、村にいる間、飯を腹…

アルケミスト~夢を旅した少年~ / パウロコエーリョ,Paulo Coelho

「星の王子様」に雰囲気似てますが、より踏み込んだ印象を受けました。大人向け? 両著とも、'自分にとって大切なもの'を探しに行く旅ですが(砂漠を通る共通点もある)、星の王子様では旅の果てに、'大切なものは近くにあった'としますが、「アルケミスト」で…

【映画】愛を読むひと(2008年)  / スティーブン・ダルドリー監督

■戦後ドイツ。マイケル(15歳)は下校中体調を崩し、たまたま通りがかったハンナ(36歳)に介抱される。その後ハンナに恋心を抱いたマイケルは、彼女の家に足しげく通う内に、男女の仲となる。 不思議なことが一つあった。彼女は会うごとに、マイケルに必ず本の…

フクシマの正義 / 開沼 博

自分にとって3.11は、フクシマは何なのだろう。 あの日、自分は職場にいた。「強めの地震だな」、程度の感想で、自転車通勤なので帰宅も問題なく、計画停電すら当たらなかった。納豆と牛乳(流通が一時的にストップした)が恋しくなったくらいだ。 映像には戦…

【美術館】香月泰男美術館(山口県長門市)

香月泰男美術館、一言で言うと最高でした…。数年前に'青の太陽'を見て感銘を受け本物を見たいと思ってたのですが、山口なので中々行く機会もなく。 シベリアに抑留された経験を描いた'シベリア・シリーズ'が有名な画家で、自分もそれを目当てに訪れたのです…

うつヌケ / 田中圭一

うつ病体験記としては、コミカルで読みやすいです。“自分は大丈夫!!”、と思う人が予防として読むのもアリ。うつトンネルの中の人も、抜けてもまだまだ不安な人も、読んでソンなし。サクッと読んじゃいましょう。 うつ病の体験記的なものはチラホラ読んだこ…

【美術館】神奈川県立近代美術館〈葉山館〉 / 萬鐵五郎展(2017夏)

美術館というものは、人影もまばらに、閑散としていなければならない。 いや、経営上はそれじゃマズイんでしょうが、鑑賞する側からすると、人の肩越しに見るとか、人が見終わるのを待つとか、次の人を気にするとか、窮屈でしょうがない。 なのでわたしは地…

にじ色の本棚ーLGBTブックガイドー /原ミナ汰・土肥いつき

イヌだのネコだのって…。なにかがすきって気持ちこそ大切なのに。(『ふしぎなごっこ遊び』より) 冒頭の文はムーミンのエピソードの一つ。ネコが好きなことで悩むイヌに、ムーミンママが話した言葉だ。作者のトーベ・ヤンソン自身もバイセクシュアルであった…

【映画】フィッシャー・キング(1991年) / テリー・ギリアム

■ニューヨークで人気のラジオDJだったジャック。しかし放送で不用意な発言をした結果、リスナーが銃による無差別殺人事件を起こしてしまう。バーでの発砲で死者7人。責任を追及されたジャックは、落ちぶれてヒモ同然の生活を送る。そこで偶然出会ったのが元…

告白 / 町田 康

あの人は何も考えてない、とか、絡みづらいやつだなぁ。などと思った経験、誰にでもあると思います。本著はそんな人に疎ましく思われてるばかりの、チンピラの思考を追います。 とにかく本作は分厚い、長い。その中でとにかく彼の思考がツラツラと書き連ねら…

17人のわたし / リチャード•ベア

一人の精神科医が虐待などで17の人格に分かれてしまった多重人格の女性を、18年かけて治療•統合していく実話。消えるのを怖れる人格達を理解し、納得してもらおうとするやり取りが、とても温かい。彼女の自殺を何度も食い止め、最後には治療費の請求も止めて…

ことり / 小川 洋子

最近季節を感じていますか?気温だけじゃなくて、道端の草花や生き物の移ろいを通して。通勤の足を、ちょっとだけ止めてみよう。 誰にでも、小さなものに目を奪われる時期や瞬間って、あると思うんです。 小さな頃に虫を観察したり、道端の花や鳥にふと気付…

余命10年 / 小坂 流加

この本の著者は、もうこの世にいません。あなたは余命を宣告されたら、何を考え、どのような行動を取ろうと思いますか? 病気をテーマにした作品は数多くあります。 しかし、余命10年を宣告されたのが二十歳の女性で、しかも当の著者本人が本の刊行を待つこ…

はじめに

読んだ本の備忘録として始めました。 ①本のタイトル ②オススメ度:星五つ ③感想 を予定しています。