ザ本ブログ

読書をメインに。他、雑記などをアップしていきます。

★★★★☆

真っすぐヒネくれた主人公と、脱力感ただようキャラ達が推し! 『レッドブルー』 / 波切敦

主人公って結構身勝手で、デリカシーない人多くないですか?

ダークツーリズム 悲しみの記憶を巡る旅 (幻冬舎新書) [ 井出明 ]

日本では2011年の東日本大震災以降から、ダークツーリズムという考え方が、聞かれるようになったと思う。本書はダークツーリズムの研究者である著者が、当概念について手ほどくと共に、自身が各地を巡って、その地の記憶や遺構をダークツーリズムの見方から…

ボイジャーに伝えて / 駒沢敏器

どうしたら自然を、全身であるがままに感じることができるのか。

華氏451度 / レイ・ブラッドベリ

華氏451度。それは本が燃える温度。

フォレスト・ガンプ 一期一会 / トムハンクス主演

幸せを感じる条件は、それを幸せと感じる心なのか。

声のサイエンス あの人の声は、なぜ心をゆさぶるのか / 山崎広子

人の声に、あらゆる角度から迫った本。 歌声はもちろん、日常の話し声、スピーチ場面。それらを性別、体格、時代、地域なども絡めて検証していく。 面白かったのは、日本人の女性の声が時代とともに変化していくということ。女性の社会進出が進み始めて、経…

映画『ゴースト/ニューヨークの幻』は、映画に必要な全ての要素が詰まっていた

今更ながら、初めて映画『ゴースト/ニューヨークの幻』を観ました。 古典的名作らしいので、いずれは見なきゃなとは思っていたんですが。 なんか、久々に心が洗われた気がします。 恋愛、サスペンス、アクション、コメディ、全ての要素が詰まったヒューマン…

お~い!竜馬 / 小山ゆう

「俺の背中にしがみつけっ!」

サマーウォーズ / 細田守

以前観たことはあったのですが、内容をすっかり忘れておりまして。 久々に観たのですが、やはりすこぶる面白いですね! 家族で観れる名作。 本作で印象的なのは、 1.アナログとデジタルの対比 2.古き良き日本と、現代の対比 ですかね。 アナログと昔の象徴…

「天気の子」は現実感が増してるのに、ファンタジー設定がフワッとしてる?

流行っている映画は早めに観ることにしていまして。以前、「君の名は。」と、「シン・ゴジラ」を見逃したら、その後テレビ放送まで話題に乗れない病とネタバレに怯える病に苛まれましたからね!笑 個人的には「君の名は。」の方が面白かったかな? 自分のの…

王様達のヴァイキング  / 作者: さだやす、ストーリー協力:深見真

ここまで人生に影響を与えたマンガは、実は初めてかも知れない。舞台は現代・東京。有能な人や会社に融資を行うエンジェル投資家・坂井と、コミュ障の天才ハッカー少年・是枝のダブル主人公。 どんなパソコンにも、軽々侵入して攻撃を仕掛けることのできる是…

風が強く吹いている / 三浦しおん

小説では終盤、電車の中で泣きそうになったが、アニメ版はどうか。 結論から申しますと、とても良かったです!小説の思い入れも加味されているかも知れないけど。すでに映画化もされてるし、今更アニメかぁ~って感じもあったけど、スタッフのカゼツヨ愛を感…

町を離れて、森の中へ  / 駒沢敏器

この人の紀行文は、本当にその地に行きたくなる。 雑誌に掲載された文章をまとめて編集したとのことで、一章完結でそれぞれが短く読みやすい。 国内の色んな地方の、様々な自然やそこを守る人への取材を重ねたもの。 北海道の著名な写真家であったり、農家、…

ラ・ラ・ランド (La La Land) / 監督:デミアン・チャゼル、主演:ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン

言わずもがなのアカデミー賞受賞映画。地上波でやってたから、初めて見た笑。結論から申しますと、実に素晴らしい映画ですね!映像と音楽が美しい、素晴らしい。ストーリーは陳腐。ただのハリウッド的アメリカンドリームをつかみ取る、サクセスストーリーで…

アメリカのパイを買って帰ろう / 駒沢 敏器

やっぱりこの人の物事の捉え方とか、文章が好きだ。駒澤俊器さん。謎の変死を遂げちゃってるんですけどね。まだ若いのに惜しい人を亡くしたもんだ。さて本書は、沖縄を様々な角度から切り取っている。沖縄を語るって、大方どんな感じになっちゃいますかね。…

AZUMI、あずみ / 小山ゆう

一作目の「あずみ」は元々結構好きだったんですが、ほとんど似たテーマの二作目が連載されたのを知った時、何で全く同じテーマの物を書くんだろうと、疑問に思ってあまり関心を持っていませんでした。 でも最近マンガアプリでタダで読める機会があったので、…

バーレスク / スティーブ・アンティン監督 クリスティーナ・アギレラ主演 〈2010年〉

彼女の歌唱力に聴衆と共演者が圧倒される空気感がヤバい。演技を超えて、普通に圧倒されますもんね、あの歌声には。

君の名は。 / 監督  新海 誠

流行り過ぎて、興を削がれて見そびれている人もいたと思いますが、ブームの落ち着いた今だからこそ、敢えて見てみるのもありかと。

地球を抱いて眠る (小学館文庫) / 駒沢 敏器

以前から紹介したいと思っていた一冊。 著者は有名ではないが、美しい紀行文を書く。翻訳などもされているんですね。 本書は旅行記というよりかは、著者が旅先で得たスピリチュアルな体験集となっている。

サラバ  / 西 加奈子

これほどまでに自伝が書いてみたくなった物語は、初めてだ。

ハイスコアガール / 押切蓮介

80年代、90年代って、ポップ・サブカルチャーの全盛期だったって思いません?思い出補正もあると思うけど、昨今の作品は、未だに当時の残滓を引きずっているものが、多いように思う。 まあ自分はそこまでサブカル好きではないし、語るに落ちてしまうのでここ…

『サイコメトラーEIJI』 原作:安童夕馬、作画:朝基まさし

主人公・映児のサイコメトリー能力が、かなり限定されているというのが、ミソなんでしょうね。触れた対象物から、断片的な情報を得るだけ。万能過ぎると、謎解きの要素がなくなってしまうし、主人公の能力以外の要素が色褪せやすい。欠点の多い能力だからこ…

仙台と言えばジョジョ第4部でしょう! 東北旅行一日目(仙台~松島)

2017年9月1日~3日にかけて、妻と東北に旅行に行ってきました。なぜか夫婦そろって源義経が好きなので、メインは奥州藤原氏の栄えた、平泉です。 東京から新幹線で仙台→レンタカーで松島→仙台で一泊→平泉で一泊→山寺→蔵王→仙台→新幹線で東京、の旅程。 値段…

フリーザ以来の絶望感か!!(笑)  【映画】シン・ゴジラ(2016年) / 庵野秀明監督

一年越しで、ようやく観賞。 流行りものは、早めに見るべきですね。情報は何事も鮮度。昨年に関しては、『君の名は』と『シン・ゴジラ』。今年はそこまでの大ヒット作はなかったですかね? 実は、ゴジラシリーズ、ほとんど見たことはないのですが、本作には…

生きていたんだよな / あいみょん

何事も、予備情報なしだとインパクトが強いです。深夜のラジオから、植村花菜の“トイレの神様”が流れてきた時は、ちょっと感動しちゃいましたね。ただし、あの手の曲は何度も聴くものではない笑。まだ話題にもなっていなくて、深夜に自分だけ気付いて、独り…

魂でもいいから、そばにいて─3・11後の霊体験を聞く─ / 奥野 修司

霊とか超常現象とか、オカルトものが結構好きです。怖いもの見たさというよりかは、目に見えるものだけでは、世界はつまらないと感じるから。ってか、それだけのハズがないし。 何せ宇宙の果ても起源も分からないし、人体の中でも働きの分からない部分は多数…

いつでも会える / 菊田まりこ

動物モノに弱いんですよね。『盲導犬クイール』ではオープニング含め3回泣きましたし、『犬とわたしの10の約束』では、鑑賞後、3日くらいヘコみました笑。 『ネバーエンディングストーリー』では、作品の内容よりも、馬が沼に沈んじゃうシーンが子ども心に…

言の葉の庭 (2013年) / 新海誠

■現代、東京。靴職人を目指す高校生のタカオは、雨に日には決まって午前の授業をサボり、新宿御苑に来ていた。そこのベンチで、チョコを肴にビールを飲む、謎めいた女性、ユキノに出会う。女性は短歌の様なものを言い残し、その場を立ち去る。 それからとい…

漁港の肉子ちゃん / 西加奈子

最初は少女趣味な内容かなーと、油断して読んでいたら、後半急加速を始め、あれよあれよと衝撃的な印象を残す展開となりました。 非常にオススメの作品です。 ひなびた漁港の肉屋に居候する母子。 太って不細工で、お世辞にも賢くはないが、人懐っこさとあっ…

アルケミスト~夢を旅した少年~ / パウロコエーリョ,Paulo Coelho

「星の王子様」に雰囲気似てますが、より踏み込んだ印象を受けました。大人向け? 両著とも、'自分にとって大切なもの'を探しに行く旅ですが(砂漠を通る共通点もある)、星の王子様では旅の果てに、'大切なものは近くにあった'としますが、「アルケミスト」で…