ザ本ブログ

読書をメインに。他、雑記などをアップしていきます。

小説

サラバ  / 西 加奈子

これほどまでに自伝が書いてみたくなった物語は、初めてだ。

君の膵臓をたべたい(キミスイ) / 住野よる 〈双葉文庫〉

本のタイトルをよく目にして気になっていたので、読んでみました。1年ほど前に、小坂流加の『余命10年』を読んでいたのですが、それに似ているテイストかなと。 元々自分は人の死生観とか、哲学的なテーマが好きなので、続きが気になって一気に読んでしまい…

『わたしを離さないで』カズオ・イシグロ

読み手を選ぶ作品ですね。自分は作者のインタビュー内容を見るまでは、全く意味が分かりませんでした。余談ですが、この閉鎖された状況で、ある意味、“飼育”された状況を描いている点において、現在週刊少年ジャンプで掲載されている『約束のネバーランド』…

名画座っていいものなんですか?映画好きの方に聞きたい。  キネマの神様 \ 原田マハ

自分は映画はよく見るんですが、映画館はほとんど行きません。まずは値段が高すぎる。と、人混みが嫌い。あと2時間座ってるのが苦手。ので、家でDVDでの鑑賞がメインになってしまいますね。皆さんはどうです?真の映画好きからしたら、有り得ないんでしょう…

仕事としての芸人を知る上で、一読の価値あり  火花 /  又吉 直樹

言わずと知れた、芸人ピース又吉の、芥川賞受賞作。 本当に、ちゃんと文学してましたね..。他に大変な仕事をしながら、このクオリティは、素直にすごいと思います。この感性を持ちながら、芸能界でやっていくというのは、大変なメンタルの強さが必要かと。サ…

悩まないってことは、人生をただ流してるだけだろ? : 人はなんで生きるか / トルストイ

誰にでも、生きることとか哲学的な問題に悩んだことってあると思うんですが(ってか全くない人って話がつまらない)、自分にも20代半ばくらいに、そんな時期がありました。その頃は、人からの悩み相談を受けることも多かったような。30歳くらいを境に、とんと…

アキラとあきら / 池井戸 潤

『半沢直樹』、『下町ロケット』などで言わずと知れた池井戸潤のお仕事小説。こちらも半沢同様、銀行目線で語りつつ、主人公の生い立ちから、会社経営の要素を盛り込んだ内容です。 経済的に恵まれた暎(アキラ)と、父親の会社の倒産で幼い内に、人生の辛酸を…

AX /  伊坂幸太郎

今まで伊坂作品のイメージとしては、読んでいる時は続きが気になってサクサク読んでしまうが、終わった後には何も残っていないという感想。完全にエンタメ志向なんですね。 今回は友人のオススメされて読んでみたんですが、何と親子2代に渡る構成になってお…

想像ラジオ / いとうせいこう

何気ない日常は中々描かれない。何気ない死はもっとだ。そして‘何気ない’とは、‘かけがえがない’ということ。 3.11は風化しつつある。或いは原発などのトピックに集約されつつある。〈死者を抱き締める〉とは前向きな思考ではないかも知れない。ただ前を向く…

乳と卵 / 川上未映子

芥川賞受賞作。生理とか豊胸とか、女性特有の身体感覚を主題としているので、男には中々理解がおっつかない部分があります。 男性は大概おっぱい好きではございますが、その目線としても目に入りやすい胸を持つ女性の気持ちは想像し難いものがあります。大き…

限界集落株式会社 / 黒野伸一

村興しの話ですね。有川浩の『県庁おもてなし課』を思い出しました。あと池井戸潤の下町ロケットとか。 この手のお仕事小説は、何もないところから(いやポテンシャルはあるけど)村や会社が活気を取り戻すということで大体予想が付くのですが、分かってるのに…

漁港の肉子ちゃん / 西加奈子

最初は少女趣味な内容かなーと、油断して読んでいたら、後半急加速を始め、あれよあれよと衝撃的な印象を残す展開となりました。 非常にオススメの作品です。 ひなびた漁港の肉屋に居候する母子。 太って不細工で、お世辞にも賢くはないが、人懐っこさとあっ…

アルケミスト~夢を旅した少年~ / パウロコエーリョ,Paulo Coelho

「星の王子様」に雰囲気似てますが、より踏み込んだ印象を受けました。大人向け? 両著とも、'自分にとって大切なもの'を探しに行く旅ですが(砂漠を通る共通点もある)、星の王子様では旅の果てに、'大切なものは近くにあった'としますが、「アルケミスト」で…

ことり / 小川 洋子

最近季節を感じていますか?気温だけじゃなくて、道端の草花や生き物の移ろいを通して。通勤の足を、ちょっとだけ止めてみよう。 誰にでも、小さなものに目を奪われる時期や瞬間って、あると思うんです。 小さな頃に虫を観察したり、道端の花や鳥にふと気付…

余命10年 / 小坂 流加 【2018/3/7追記】

この本の著者は、もうこの世にいません。あなたは余命を宣告されたら、何を考え、どのような行動を取ろうと思いますか?