小説

限界集落株式会社 / 黒野伸一

村興しの話ですね。有川浩の『県庁おもてなし課』を思い出しました。あと池井戸潤の下町ロケットとか。 この手のお仕事小説は、何もないところから(いやポテンシャルはあるけど)村や会社が活気を取り戻すということで大体予想が付くのですが、分かってるのに…

漁港の肉子ちゃん / 西加奈子

最初は少女趣味な内容かなーと、油断して読んでいたら、後半急加速を始め、あれよあれよと衝撃的な印象を残す展開となりました。 非常にオススメの作品です。 ひなびた漁港の肉屋に居候する母子。 太って不細工で、お世辞にも賢くはないが、人懐っこさとあっ…

アルケミスト~夢を旅した少年~ / パウロコエーリョ,Paulo Coelho

「星の王子様」に雰囲気似てますが、より踏み込んだ印象を受けました。大人向け? 両著とも、'自分にとって大切なもの'を探しに行く旅ですが(砂漠を通る共通点もある)、星の王子様では旅の果てに、'大切なものは近くにあった'としますが、「アルケミスト」で…

ことり / 小川 洋子

最近季節を感じていますか?気温だけじゃなくて、道端の草花や生き物の移ろいを通して。通勤の足を、ちょっとだけ止めてみよう。 誰にでも、小さなものに目を奪われる時期や瞬間って、あると思うんです。 小さな頃に虫を観察したり、道端の花や鳥にふと気付…

余命10年 / 小坂 流加

この本の著者は、もうこの世にいません。あなたは余命を宣告されたら、何を考え、どのような行動を取ろうと思いますか? 病気をテーマにした作品は数多くあります。 しかし、余命10年を宣告されたのが二十歳の女性で、しかも当の著者本人が本の刊行を待つこ…