乳と卵 / 川上未映子

芥川賞受賞作。生理とか豊胸とか、女性特有の身体感覚を主題としているので、男には中々理解がおっつかない部分があります。

 

男性は大概おっぱい好きではございますが、その目線としても目に入りやすい胸を持つ女性の気持ちは想像し難いものがあります。大きすぎても小さすぎてもコンプレックス。垂れてちゃダメ、離れてちゃダメ。トップは小さめのピンクがいいとか条件多すぎ。いい加減にしろって感じですよね笑。

 

自分の身体的欠点を無くすことに固執する母親と、それに嫌悪感を表す、小学生の娘。独身子持ちで知識やスキルなく、場末のスナックで働く母親は、注力する方向を見失っています。対して、それを客観視する娘は、違和感を覚えつつも、表す術を持たず、しゃべらないという方法で心を閉ざします。

 

ストーリーはそんな二人を傍らで眺める、女性の視点で語られます。改行、句読点少なめの、独特の文章。是非とも女性側の感想を聞いてみたいものです。