ザ本ブログ

読書をメインに。他、雑記などをアップしていきます。

生きる僕ら / 原田マハ

やっぱり現実なのにファンタジー感が拭えない、原田マハさん。

 

田舎への移住はただでさえ成功率が低いのに、引きこもりのある種コミュ障の若者が、果たして一体都合よく 溶け込めるものなのか。まあ人気者のおばあちゃん補正があったとはいえ。
縁もゆかりもないと、やはり移住は厳しいと思うが、親族がいればかなり違うのかも知れませんね。

 

あとは、本人の意志次第。

 

自分も、自家用くらいの農作には興味があるので、いずれなんらかの形では取り組んでみたいと考えているのですが。 ある程度の資産収入があれば、首都圏から遠すぎない場所で悠々自適の生活を送るのは、そう難しくないように 思える。ただいま取組み中です笑。


物語後半は、お米作りと介護が中心。農業って都会人から見るとやりがいがあるように感じられるけど、実際は地味だし 虫はいるし、やってみない分からない大変さがモリモリありそうですよね。そういう意味では、本作は都会目線かなぁ、って 感じもしますが。

 

なんとなく登場人物たちのエピソードもそこまで絡み合ってないような。
でも読後感は爽やか。それが原田マハ。

(あこがれの田舎暮らしをしてみませんか?)