イジメられる原因があったとしても、イジメる理由にはならない。以上。
こんな記事を目にしたので、色々考えてみた。イジメについて、加害者、被害者、傍観者として、全く関わったことのない人は、ほぼゼロなんじゃないですかね。
個人的な意見としては、タイトルで大体終わってます笑。仮にいじめられる原因があったとしても、いじめる理由にはならない。これが全て。いじめる方が極悪。家庭環境とか関係ない。
このプレジデントの記事については、子供達は「襲われたのは、女性が露出度の高い服を着ていたせい」、と同義のことを言っているので、まず論外。教師は子供の議論のすり替えに対応できておらず、力量不足。本テーマはSNSではなくイジメ。教材選びに失敗してますよね。
目次
自分のイジメ経験について
自分で言うのもなんですが、どうやら感受性の強い子供だったらしく、それなりにイジメられやすい性格でしたね。幼稚園ではよく泣かされてたみたいですが、正直アレがいじめだったのか記憶はなく…、ただの泣き虫だったのかも知れません。
4歳の頃、父親の転勤に伴いイギリスに引っ越しました。現地の学校なので、当初は言葉がわからず、また黄色人種ということもあり、やはりからかいの対象ではあったみたいです。椅子に座ろうとしたら、直前で椅子を引かれたり(鈍いので最初目測を誤ったと思ったのですが笑)。母親曰く、校庭で集団で囲まれて蹴られたりしてたらしい?この記憶は全くないので、親の見違いか、自分が都合をの悪いことを忘れているのか。
いずれにせよ、母親はその光景を見て、涙を流したそうです。
被害者が転校するべき?加害者を転校させるべき?
親が下した判断は、自分を転校させることでした。当時は仕事の都合としか聞いてなかったので、赤レンガの綺麗な家から離れる寂しさしか覚えてません。親の心子知らず笑。
転校先では英語に慣れたこともあってか、特にイジメられることはありませんでした。勉強もスポーツもそこそこできたので、ちょこちょこ問題は起こしながらも、それなりのポジションを築き、親友と呼べる友達もできました(金髪で青い目のイケメン・ルーク。元気にしてるかなぁ笑)。
つまりこの場合、転校を選んだ両親は正解だったと言えます。当時、子供がイジメられたら転校なんて概念がどれだけあったかは知りませんが、素早い判断、英断ですよね。本当に感謝してます。
ただし、イジメられたから引越・転校というのは、それなりに時間的、金銭的に余裕のある家庭しかできないと思います。そして被害者がそういった負担をしなければならないことにも、疑問が残ります。昨今ではイジメた側を、隔離・転校させるべきとの議論もあります。どの程度を隔離すべきとするかは判断は難しいですが、より深く議論して、制度を整えていくべきですよね
自分のイジメ経験について2
小学校低低学年の時を除き(あまり覚えてないけど)、いわゆるイジメのようなものには、遭遇していないと思います。中学くらいになると、性格上ちょっと不良とか先輩に目を付けられて殴られるぐらいはあったりしましたが、周囲の助けもあって、大事に至ることはありませんでした。
ちょっと印象的だったのは、恐らく近所に住む中学の先輩が、自分の家の鉢植えの土を、郵便受けに投入したらしい?のですが、何ソレって感じですよね。陰湿この上ない。不良ぶってるなら、せめて怒鳴るか殴るかすればいいものを。
いじめの定義について
ちなみに文部科学省のイジメの定義についてですが、 平成18年までは「自分より弱い立場のものに対し、心身への苦痛を与えた場合」と、定義されているので、上述の先輩に対して、私は自分より雑魚と考えていたので、イジメに該当しないらしい。納得いかない。
平成18年の改正で“自分より弱い立場”の文言が撤廃されたので、ようやくイジメ認定されるかと思いきや、「ポストに土入れる」というショボい行為に対して、自分がどれだけ苦痛を感じたか甚だ疑問なので、やはり認定は厳しいのではないか。納得いかない。
あまり糾弾すると“弱いものイジメ(笑)”になっちゃうので、ここらで止めておこう。
いじめの定義について〈参照〉
イジメられる原因、イジメる理由
イジメられる原因なんて無数にありますよね。ってのが下記リンクの一文に良く表されてます。
「いじめられる方にも理由があると言う人もいるけど いじめたい人が いじめる理由が欲しいだけだと思う」↓
気に入らない人がいても、関わらなければいいだけなんですけどね。学校の教室という閉鎖空間だと、それも難しいのかも知れないけど。何にせよ、誰にだって間違って人を傷つけてしまうことはあるとは思います。
しかし、「徒党を組んだり、継続的に」誰かを傷付けることは、間違いでは済まされない。計画的かつ確信的ですからね。
あと自分はいい家庭に育ってきてなんですが、“家庭環境”も理由にならないと思います。よろしくない家庭に育っても、マトモに生きてる人なんていくらでもいますから。普通の家庭に育って、イジメの加害者になる方もいますし。統計は知りませんが、関係ない。イジメの被害者にとっては、全くもって関係ない。
下記のリンクの方の、加害者側の体験談はある程度客観的な気もします。要は自分がターゲットになりたくないから、あらかじめマトを作っておくのだと。ここら辺の心理的なメカニズムは、大人側が理解しておくべきかも知れません。
まとめ ーイジメにどう対処するかー
一応自分は加害者ではないつもりなんですが、まあ口数も多いし、人傷付けたことはままあると思います。今は大人(ってかオッサン)なので、指摘されれば謝罪はしますし、納得できなければ反論はしますし、理性的に対処はできるかなと。でも子供にその立ち回りは難しいですよね。よって前半で書いたように、 対症療法が難しい段階だったら、どちらかを隔離するのは有効だとは思います。本人に奮起を期待するのは酷ですので。逃げるのは役にたつし、まして恥では決してない。エヴァ初号機碇くんも逃げていいよ!
Wikipediaのイジメの項目を読んでて、おやと思ったのが、セクハラやパワハラも広義にはイジメなのだと。会社においては、クラッシャー上司や先輩は、大問題ですよね。絶対どこの組織にもいるし。自分はたまたま当たったことがないのですが、もし当たったらやってみようと思うことが二つ。
一つは怒鳴られたら、同じ声のボリュームでお話をさせていただく(笑)。二つ目は、内容に問題があると判断された場合、これ見よがしにボイスレコーダーを見せた状態でお話いただく(笑)。
まぁ強行手段に出る前に、懐柔した方がいいには決まっているのですが。友人の話を聞くと、どうもそれどころではない方もいらっしゃるみたいなので。
クラッシャークラッシャーになってみたい。
誰かやったことある方、いらっしゃいます?笑