ザ本ブログ

読書をメインに。他、雑記などをアップしていきます。

いつでも会える / 菊田まりこ

動物モノに弱いんですよね。『盲導犬クイール』ではオープニング含め3回泣きましたし、『犬とわたしの10の約束』では、鑑賞後、3日くらいヘコみました笑。

 

ネバーエンディングストーリー』では、作品の内容よりも、馬が沼に沈んじゃうシーンが子ども心にショッキングなイメージとして刻まれました。人間と違って、泣き叫んだり感情表現が少ないからか、想像を掻き立てられるんですよね。『忠犬ハチ公』は、怖くて未だに見れません。

 

動物が死ぬ話もツラいですが、飼い主が亡くなる話も泣けます。本作では飼い主の女の子が亡くなり、それを理解できない犬が、女の子の死をどう受け止めていくのかが、テーマになっています。

 

とてもシンプルな内容なのですが、何かを失うことにどう向き合うのかは、パターンは無限であり、明確な答えはありません。数多くある答えのほんの一つですが、本作はとても優しく、救われる答えを提示してくれます。ツラい何かに向き合う時、お子さんと一緒に、その悲しみについて考えるきっかけになるのではないでしょうか。

 

何より、女の子がワンコと遊ぶページが可愛い…。この1ページだけでも購入の価値はあります。