ザ本ブログ

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ラ・ラ・ランド (La La Land) / 監督:デミアン・チャゼル、主演:ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン

言わずもがなのアカデミー賞受賞映画。地上波でやってたから、初めて見た笑。
結論から申しますと、実に素晴らしい映画ですね!映像と音楽が美しい、素晴らしい。ストーリーは陳腐。
ただのハリウッド的アメリカンドリームをつかみ取る、サクセスストーリーです。 
いいんです、こういうラブコメミュージカルにストーリーなんて。添え物に過ぎないんですから。足なんてタダの飾りなんですよ。

 

優れた腕前だが少々気難しいジャズピアニストの青年と、ハリウッドスターを目指す女性のラブストーリー。ジャズ好きにはたまらない映画ですし、彼が収入を得るために心ならずも携わり、作中に流れるポップスもまた良い笑。

 

ローマの休日」みたいに、誰もが安心して楽しめる大人の可愛い恋愛模様です。さすがにヘップバーンほど完璧な美ではないけども。ちょっとクセのある顔の女優さんだなぁ、と思って見てました。
全然可愛いですけどね笑。


ラストも賛否あるみたいですが、自分はとても好きでした。将来を考えたことのあるパートナーと別れて、しばらくして再会なんてしちゃったら、そりゃあ有り得たかも知れないタレレバの過去に思いを馳せることくらいありそうじゃないですか!
あのまま付き合い続けたら・・。実現しなかった過去の再現映像がまた美しい。二人が出会った音楽の調に乗せて。

 

余計な口を聞かず、遠目にアイコンタクトで切ない束の間の再会と別れの挨拶を済ます二人。なんともいいじゃないですか。
ここら辺も、ローマの休日のラストと少し被るなぁと思って。オマージュなのかな。
結婚し、子どももいる彼女と比べて、少し悲し気だった彼の様子が気にかかりましたが、彼のかすかな笑みに救われた気がしました。