ザ本ブログ

読書をメインに。他、雑記などをアップしていきます。

惑星のさみだれ、は絵がちょっとね・・。高度なラノベって感じ?

10巻でまとまっていて、絵柄もシンプルで可愛く、とても読みやすい作品ですね。

各所で、“名作”とうたわれていたので読んでみました。

 

感想としては、「ストーリーは上手い。でも絵がなぁ・・・(^^;」といったところですか。

自分は絵の上手さや表現力に感嘆しながらマンガを読み進めていくのが好きなので、中途半端な画力のバトル漫画が苦手です。犬夜叉とかもね。でもめぞん一刻は最高。

 

ストーリーもすっきりとまとまっていて、きっちり計算されて最後に収束されていくし、名セリフやいい表現も随所のちりばめれれているのですが、どうにも熱量不足で、序盤はなかなか読み進めるのが苦痛でした。あと全ての伏線を綺麗に回収して終わるというのも、そこまで好きじゃないのです。伊坂幸太郎の小説みたいな。読んだ時は感心はするけど、あまり記憶に残らない。

 

最後の伏線回収やヒートアップ感も素晴らしいのですが、絵のせいでどうにも入り込めない。気持ちのいいラストなのに、〈なんか惜しい作品〉という感想になってしましまいました。絵柄付きの高度なラノベって感じか。色気もなにも感じない、パンチラも巨乳も正直いらない。

 

シンプルな絵で、ストーリーで読ませる作品としては、最近だと三部けい・「僕だけがいない街」が衝撃的でした。この作者がファンタジー作品を描いたらこんな感じになっちゃうんじゃないかなぁ。三部先生の「夢でみ見たあの子のために」もまだ序盤ながら、面白い臭いがプンプンします。

 

全然マンガの感想を書いてないですが(笑)、作品としては優れているとは思います!各所で感想が語られているので、そちらも参考にしていただければ(^.^)。