ザ本ブログ

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恋に落ちたシェイクスピア / 劇団四季

以前宝塚で、「星の王子さま」をモチーフにした劇を観たことがあるんですが、ちょっと似たものを感じた。
製作ウラ話を言いますか、作者を出演させてその背景を語るみたいな。


恋に落ちたシェイクスピアは、「ロミオとジュリエット」ができるまでを描いたストーリーになります。
特に劇団四季の役者に推しメンがいるわけでもないので、中盤までの素人役者達の劇の練習の場面とかは、正直しんどかったです(^^;。

 

ただ、終盤の様々な課題を乗り越えながら、どうにか上演に漕ぎ着ける件はスピード感があって良かった。
また上演本番と舞台裏を、セットをクルクル回しながら同時進行で見せる演出と技術は凄かった。
コミカルながら、身分を超えた切ない恋を織り交ぜたストーリーは、とても大人向けですね。
ラストに女王が、あそこまで論理的にまとめ上げちゃうとは思わなかったけど。前半に比べて、随分明晰で物分かりがよくなったような笑。

 

「CATS」や「ライオンキング」のように、豪華な舞台セットや、有名な曲を聴いて楽しむエンタメとは、また雰囲気が異なります。