ザ本ブログ

読書をメインに。他、雑記などをアップしていきます。

成功者の告白 / 神田 昌典

これほどストーリーで読ませるビジネス本があるとは思わなかった。

著者が起業し、会社を軌道に乗せ、成功にいたるまでの実体験に基づいたフィクション。 当時は無我夢中で気づかなかったであろう経営のメソッドを、後年客観的に分析したのだろう。

実体験に基づいているから、一つ一つのエピソードが胸に刺さる。
とりわけ優れていると感じたのは、会社の成長に伴う起業家の家族の変化をも、システマチックに分析している点だ。

分析と言っても、それは冷たい視点ではなく、幾千もの社長と接してきた著者だからこそが知り得た、起業家とその家族が陥るパターンを読み解いたものだ。
その中で企業(部下)にも家族(子ども)にも、成長の途上にあっては、まずは母性的愛情が必要だと訴える。

印象的だったのは、夫婦仲が悪いと、子どもがそれを解消しようと無理にいい子になったり、グレたり、或いは病気になったり
すると。病気に関しては意外だったが、家庭の不和が子どもにストレスを与えたら、心身に変調を来すのは、当たり前なのかも 知れない。


人間は仕事とプライベートで体が半分に分かれて生きているわけではないので、ビジネスの不調がそのまま家族の不和につながるのは、半ば必然だろう。

(私のように)普段ビジネス書などを手に取らない方も、ぜひ一読して欲しい。これは無機質なハウツー本ではなく、若手の起業家による、会社と家族の危機と再生の物語。それを先駆者として見守る指導者の視線が、温かくも複雑なのだ。

【映画】チョコレートドーナツ / トラヴィス・ファイン 監督 

複数の差別について、描いている映画。
LGBT、障がいがメイン。人種差別も少々。
ゲイのカップルがたまたま知り合った、ダウン症の少年を育てようとするストーリーは斬新。
いつも思うのは、こうして障がいやLGBTなどと書いている私自身、本当に差別意識はないのかということ。

 

多分あります。いや、絶対にある。

 

津久井やまゆり園で障がい者が多数殺傷される事件があり、犯人の障がい者に生きている意味がない等の言動は 衝撃を与えました。もちろん、そんなことはないと断固として反対する言説が出ましたが、そう言い切れるのは 当事者(自ら、或いは親族等近しい者が障がいを持っている場合やそうした職務に従事しているなど)だけかなと思います。

 

現場は過酷だし想像以上、いや想像を絶する場面もあるだろう。
実際、何も意思表示するすることが出来ない人たちと接したことはあるが、彼らが“生きている”ということに対して 積極的な意味を見出すことは、個人的には難しいと感じた。


所詮自分が、当事者ではないからだろう。


もちろん全てを一緒くたにはできない。ある程度の支援によって、快活に生活できる人から、ロックドインシンドローム(閉じ込め症候群) まで、障がいは千差万別だ。むしろ個性と捉えて、たくましく生きていく人もあるだろう。

この作品はダウン症を、“ちょっと足りない人”と感じていた自分の固定観念差別意識を変容させるには十分だった。

自分の幸せを純粋に願う彼の姿は、人を微笑ませるものだった。
ハッピーエンドを望む彼の優しさは、あらゆるものに向けられていた。

誰もが、平等に生きることのできる社会。

シンプルで綺麗だが、言葉ほど単純で簡単ではない。
自分の頭の中から差別意識を撤廃することだって、思うより難しいはずだ。
一歩ずつでも、こうした作品が世にでることで、人々の意識は変わっていくのだと思う。

サラバ  / 西 加奈子

これほどまでに自伝が書いてみたくなった物語は、初めてだ。

読者全員はそう感じるかは、分からない。なぜなら本著の上巻は主人公が幼少時代にエジプトへと転校になり、日本に帰ってくる シーンが主題なのだが、私自身も幼少時代にイギリスに数年いたことがあるからだ。
(ちなみに作者は、幼少期にテヘランに滞在していたことがあり、本作品は自伝的要素もあるとされる)


言葉が通じないながらも、現地の子どもと親友と言うべき間柄を築いてく過程は、自分の幼少期の記憶を強力に呼び起こされる思いだった。とにかく、子どもの言葉にならない感情を描写する力が抜群。子どもが、そのまま大人の語彙力と表現力を持って紡いでいるかのような表現。子どもの自分が、目の前に立ち現れているかのように、錯覚してしまいそうだった。

幼少時に、自分より少し行動力があって大人びた親友に抱く万能感のようなものは、共通の経験なんですかね。
読んでいて、本当に懐かしく気恥ずかしかった笑。

全く違う文化に、子どもながらの柔軟さと臆病さで溶け込んでいく様も、微笑ましい。そして、日本に帰る時は元いた場所とはいえ、小学校高学年。完全な子どもとして、回帰するのは微妙な立ち回りが必要で、そこで姉弟の明暗が分かれてしまう様もリアル。
自分は小学校3年生で帰国した際には、日本の小学生はませているなと感じた。
ちなみに、主人公のコミュニケーション能力、ってかスペック全般は僕よりはるかに高いですね笑。

中巻から下巻にかけて、弟より全般に劣る姉の異常性が浮き彫りになり、存在感が増していく。 実は、自分は物語を読み終わった今でも、この姉の存在というか、メッセージ性とでもいうのか、がとにかくよく分からなかったです。
要領よく生きていく弟に対抗する存在として登場しているのかも知れないけど、おそらくは最後に主人公である弟に用意したカウンターも、イマイチ個人的にはクリーンヒットしなかったかなぁ、という印象です。

それぞれにエピソードはとても魅力的だけども、それがまとまっていて、何か共通するものが根幹に流れているかは、自分としては不明。まあ、自伝的作りなら、それも致し方なしか。

自分は、幼少期を追体験しているかのような上巻が、もっともインパクトがありました。

神奈川県・大野山ハイキングに行ってきましたよ

登山概要

標高:723m
距離:約10キロ、4時間弱
アクセス(行き):東京駅谷峨駅東海道→御殿場、1時間40分〉
アクセス(帰り):山北駅東京駅<御殿場線み→東海道線、1時間40分>
コンビニ:登山口には一切なし、お弁当は家か池袋駅で調達すべし
自販機:登山口から、終着地まで一切なし!
トイレ:登り途中と山頂にあり。下山中は山北駅までなし。
温泉:山北駅徒歩二分に、「さくらの湯」があります。

www.yamakita.net

 

スタートは駅からすぐの川を渡ります♪
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車道歩きが長いので、登り始めると程なくして山頂近くになります(笑)。この山の特長は山頂付近のススキですな!見晴らしがよく、気持ちのいい風が吹き抜ける。
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謎の縦穴発見!小さめ女子を潜入させる(笑)。特に反対側に抜けることはできなかった(^-^;
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もうすぐ山頂!見晴らしよし、木陰なし!(笑)
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マイクロ反射板らしいが、役割は分からずじまい。
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山頂に到着!広々してるし、ところ所に立木があるので、木陰でランチできます(^^)
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時間に余裕があるので、ダラダラ。なぜか柔軟性対決勃発(笑)。ざあぼんこと、私の堅さは定評あり。この写真(左端)、本気です。

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いつまでやるのか(笑)
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ゴールの山北駅近くにある、カフェ・リーフス。接着剤などの合成物をほぼ使用せずに建てたという、こだわりの木造りの店(^^)

美味しいシフォンケーキとコーヒーを頂きました♪
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ashigaratte.com

 

まとめ

 そこまで山っぽくないですが、山頂付近のススキと展望が印象的な山です。初心者向けハイキングにオススメ!