チョコレートドーナツ / トラヴィス・ファイン 監督
複数の差別について、描いている映画。
LGBT、障がいがメイン。人種差別も少々。
ゲイのカップルがたまたま知り合った、ダウン症の少年を育てようとするストーリーは斬新。
いつも思うのは、こうして障がいやLGBTなどと書いている私自身、本当に差別意識はないのかということ。
多分あります。いや、絶対にある。
津久井やまゆり園で障がい者が多数殺傷される事件があり、犯人の障がい者に生きている意味がない等の言動は 衝撃を与えました。もちろん、そんなことはないと断固として反対する言説が出ましたが、そう言い切れるのは 当事者(自ら、或いは親族等近しい者が障がいを持っている場合やそうした職務に従事しているなど)だけかなと思います。
現場は過酷だし想像以上、いや想像を絶する場面もあるだろう。
実際、何も意思表示するすることが出来ない人たちと接したことはあるが、彼らが“生きている”ということに対して 積極的な意味を見出すことは、個人的には難しいと感じた。
所詮自分が、当事者ではないからだろう。
もちろん全てを一緒くたにはできない。ある程度の支援によって、快活に生活できる人から、ロックドインシンドローム(閉じ込め症候群) まで、障がいは千差万別だ。むしろ個性と捉えて、たくましく生きていく人もあるだろう。
この作品はダウン症を、“ちょっと足りない人”と感じていた自分の固定観念・差別意識を変容させるには十分だった。
自分の幸せを純粋に願う彼の姿は、人を微笑ませるものだった。
ハッピーエンドを望む彼の優しさは、あらゆるものに向けられていた。
誰もが、平等に生きることのできる社会。
シンプルで綺麗だが、言葉ほど単純で簡単ではない。
自分の頭の中から差別意識を撤廃することだって、思うより難しいはずだ。
一歩ずつでも、こうした作品が世にでることで、人々の意識は変わっていくのだと思う。
サラバ / 西 加奈子
これほどまでに自伝が書いてみたくなった物語は、初めてだ。
読者全員はそう感じるかは、分からない。なぜなら本著の上巻は主人公が幼少時代にエジプトへと転校になり、日本に帰ってくる シーンが主題なのだが、私自身も幼少時代にイギリスに数年いたことがあるからだ。
(ちなみに作者は、幼少期にテヘランに滞在していたことがあり、本作品は自伝的要素もあるとされる)
言葉が通じないながらも、現地の子どもと親友と言うべき間柄を築いてく過程は、自分の幼少期の記憶を強力に呼び起こされる思いだった。とにかく、子どもの言葉にならない感情を描写する力が抜群。子どもが、そのまま大人の語彙力と表現力を持って紡いでいるかのような表現。子どもの自分が、目の前に立ち現れているかのように、錯覚してしまいそうだった。
幼少時に、自分より少し行動力があって大人びた親友に抱く万能感のようなものは、共通の経験なんですかね。
読んでいて、本当に懐かしく気恥ずかしかった笑。
全く違う文化に、子どもながらの柔軟さと臆病さで溶け込んでいく様も、微笑ましい。そして、日本に帰る時は元いた場所とはいえ、小学校高学年。完全な子どもとして、回帰するのは微妙な立ち回りが必要で、そこで姉弟の明暗が分かれてしまう様もリアル。
自分は小学校3年生で帰国した際には、日本の小学生はませているなと感じた。
ちなみに、主人公のコミュニケーション能力、ってかスペック全般は僕よりはるかに高いですね笑。
中巻から下巻にかけて、弟より全般に劣る姉の異常性が浮き彫りになり、存在感が増していく。 実は、自分は物語を読み終わった今でも、この姉の存在というか、メッセージ性とでもいうのか、がとにかくよく分からなかったです。
要領よく生きていく弟に対抗する存在として登場しているのかも知れないけど、おそらくは最後に主人公である弟に用意したカウンターも、イマイチ個人的にはクリーンヒットしなかったかなぁ、という印象です。
それぞれにエピソードはとても魅力的だけども、それがまとまっていて、何か共通するものが根幹に流れているかは、自分としては不明。まあ、自伝的作りなら、それも致し方なしか。
自分は、幼少期を追体験しているかのような上巻が、もっともインパクトがありました。
大野山(おおのやま)ハイキングに行ってきましたよ
登山概要
標高:723m
距離:約10キロ、4時間弱
アクセス(行き):東京駅→谷峨駅〈東海道→御殿場線、1時間40分〉
アクセス(帰り):山北駅→東京駅<御殿場線み→東海道線、1時間40分>
コンビニ:登山口には一切なし、お弁当は家か池袋駅で調達すべし
自販機:登山口から、終着地まで一切なし!
トイレ:登り途中と山頂にあり。下山中は山北駅までなし。
温泉:山北駅徒歩二分に、「さくらの湯」があります。
スタートは駅からすぐの川を渡ります♪
車道歩きが長いので、登り始めると程なくして山頂近くになります(笑)。この山の特長は山頂付近のススキですな!見晴らしがよく、気持ちのいい風が吹き抜ける。
謎の縦穴発見!小さめ女子を潜入させる(笑)。特に反対側に抜けることはできなかった(^-^;
もうすぐ山頂!見晴らしよし、木陰なし!(笑)
マイクロ反射板らしいが、役割は分からずじまい。
山頂に到着!広々してるし、ところ所に立木があるので、木陰でランチできます(^^)
時間に余裕があるので、ダラダラ。なぜか柔軟性対決勃発(笑)。ざあぼんこと、私の堅さは定評あり。この写真(左端)、本気です。
いつまでやるのか(笑)
ゴールの山北駅近くにある、カフェ・リーフス。接着剤などの合成物をほぼ使用せずに建てたという、こだわりの木造りの店(^^)
美味しいシフォンケーキとコーヒーを頂きました♪
まとめ
そこまで山っぽくないですが、山頂付近のススキと展望が印象的な山です。初心者向けハイキングにオススメ!
HUNTER×HUNTER /冨樫義博 連載中35巻 (ついにアメトークに!笑)
行き当たりバッタリで計画性のカケラもないし、たまにラフ画で掲載してくるし、休載しまくりのに、全て許せる。
官ノ倉山(かんのくらやま)ハイキングに行ってきましたよ
平成30年4月22日、埼玉県の官ノ倉山にハイキングに行ってきましたよ。
目次
登山概要
標高:344m(もう一つの山の石尊山は344m)
距離:約10キロ、4時間弱
アクセス(行き):池袋駅→東武竹沢駅禍〈東部東上線、一時間半〉
アクセス(帰り):小川町駅→池袋駅<東部東上線、約一時間半>
コンビニ:登山口には一切なし、お弁当は家か池袋駅で調達すべし
自販機:登山口から、終着地まで一切なし!
トイレ:下山中の中ほど、北向地蔵の辺りにある。
温泉:小川町駅の反対側になりますが、徒歩圏内に「花和楽の湯」があります。食事処も併設で、オススメ♪
ハイキング記録
道すがら、花を楽しむ。
いい天気!
藤棚もいいけど、野生の藤も荒々しくて好き。容赦なく、他の樹に巻き付いています。
東京近郊の山は杉だらけ。写真だと回廊みたいで、キレイなんですが。4月下旬だと、花粉症の人もなんとか大丈夫みたい。
山頂に到着!標高344.7m(笑)。そこまで広い山頂ではないですが、お昼ご飯はここがオススメ。ここを逃すと、他にあまりないかも。
向かい側の石尊山にも、ものの10分くらいで到着できるのが、官ノ倉山の特長。標高344m(^-^)。こちらの方が、見張らしはいいです!
石噂山からの下山。山頂付近の下りは、結構険しいですよ。
帰りは日帰り温泉「花和楽の湯」へ!登山の汗を温泉でながし、ビールと揚げ物を食らい、蕎麦と日本酒でシメる♪
健康的だかなんだか分からないですが、充実の一日です(^-^)
まとめ
低い山ですが、眺めはなかなかいいです。舗装された道を歩く距離が長いですが、神社があったり、季節柄、花が民家の軒先に咲いていたりして目を楽しませてくれる。
注意点は、木陰が少ない点ですかね!夏には不向きの山です。初心者にはとてもオススメ。ぜひ一度登ってみてください(^^)