読書について / ショーペンハウアー
とにかく、同時代の作家にありようについての罵詈雑言に終始していた笑。気にかかる部分としては、読書のし過ぎについて、警鐘を鳴らしていたこと。
時間を惜しんで読書に耽れば、博覧強記の知識人にはなれるかも知れないが、自分の感性で物事を考える精神が失われるとのこと。
自分にも少し心当たりがありまして、月に4、5冊は本を読むんですが、最近は表紙を見ても、内容があまり思い出せないこともチラホラ(歳のせいとは思いたくない汗)。映画とか見ても、ある程度数をこなしてくると、ストーリーを先読みしちゃったり、感動できることが減ってくる。
どんな人間になりたいのかにもよるが、もう少し一つの作品に集中して、感受性を取り戻したいなと思って、書評などを書き始めた次第です。