ザ本ブログ

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はじめてのHyugge(ヒュッゲ)/ ルイーザ・トムセン・ブリッツ

あまり癒しとか、ヒーリングとかいう言葉が好きじゃないんですよね。誰がそんなに疲れてるんだろうとか、ただのスマホ見すぎで目が疲れてるだけじゃね?とか。遊びすぎとか、食べすぎとか。いや、働きすぎとか子育て・介護疲れとかあるだろうけど。

 

そもそも、疲れすぎないライフスタイルを選択できれば、特に癒しを求める必要性もないだろう。

食事、睡眠、適度な運動ですね!!これをキッチリ行っていれば、人生ノー癒しでまず問題ない。

 

とまぁ個人的な主張はさておき、本書のテーマはHuygge(ヒュッゲ)。言葉で説明するのは難しいようなのですが、世界一幸福な国民と言われる?、デンマーク人の人生哲学なのだそう。仲間とともにゆったりと過ごすことや、家族を大事にし、人を疑わず、争わないみたいな。何か地方のマイルドヤンキーみたいですね。そういう生き方も、確かに幸福だろう。

 

でもマイルドな生き方を選択してる人たちが、病気になった時に受ける医療は、常に最先端の研究を必死でしている人たちのおかげだったり。車を走らせたら、そのインフラの道路はまったりな仕事でできるの?とか。石油の利権で色んな争いが各国で起きてるよね。とか。

 

こんな余計なことを考える自分には、ヒュッゲはほど遠そうです。色々忘れる時間は必要だけど、原始人みたいな生活をしてないかぎり、世界と無縁ではいられないんじゃないですかね。でも大きい口を叩く前に、少なくとも自分の周りにいる人くらいに、ささやかな幸せを与える努力をするのは、確かに大事なことですね。全てはまず一歩から。