ザ本ブログ

読書をメインに。他、雑記などをアップしていきます。

ベルサイユの薔薇 / 池田理代子

とりあえず名作ち言われるものは、一通り読んでおかなくてはね。と重い腰を上げて、読んでみました。

 

古い作品は絵柄が一つのハードルになってしまいますよね。マンガの作画の技術や表現技法は、日々進歩しているわけで。手塚治虫の作品は素晴らしいですが、スラムダンクやドラゴンボールも劣らず素晴らしい。そして現代に近づくほど、感性的にも読みやすいのです。

 

目がデッカく、やたらキラキラしている少女マンガの原点のようなベルバ薔薇は、当初はおっさんのはかなり読みづらいものに思われました。が、やはり慣れとは面白いもので、ストーリーに引き込まれるに連れ、大分気にはならなくなりました。

 

時代考証の正確さは分かりませんが、教科書でしか知らないフランス革命の舞台裏を垣間見ることができるのは、単純に面白い。昔の世界史の記憶を引っ張り出されて、尚且つ細部が補填されるのは、脳トレに良さそう笑。

 

貴族の贅沢っぷりは酷いですね!格差も現在もありますが、目の前に飢えてる人がいるわけではないですからね(世界には多くいますが。日本で言えば、相対的貧困か)。

それにオスカルが気付く場面があるんですが、おせーよ!って感じですね。まぁ生まれついてから受けた教育の観念を払拭するのはそれほど難しいということでしょう。

 

んで影の主人公はアンドレです(個人的に)!って誰もがそう思うと思ったんだが。どうです、ベル薔薇ファンの皆様?(^^)