ザ本ブログ

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勇者よ・・、今こそドラゴンクエストXIをやるのです・・。(今更ドラクエ11レビュー)

なんていうか、ドラクエっておっさんホイホイですよね。

なんせ第一作が1986年なので、それも無理のないところ。ってゆーか1~3までは毎年出てたんですね。それが2、3年おきになり、現在では5年に1作くらいのペースか。 色々理由はあるだろうけど、ハードの進化によってゲーム容量が大きくなったのが大きな要因なんだろうなー。

 

とまあ、ドラクエシリーズ全体の考察はさておき、今回はドラクエ11の感想です。感想です。まずはオープニング。

いや~、まぁっ!正直言って、11のオープニングを見るたびに、鳥肌が立ちそうになりますね!!ドラクエ1のドット絵を考えても見て下さいよっ!まるでピクサーの映画のようなクオリティ。テーマ音楽についても、入りの音から金管楽器が2回繰り返しながら入っていく感じがたまらないというか。早くメインテーマを聴かせてくれっ!って気持ちになる。

そしてベロニカとセーニャの間を風が吹き抜けながら、青空と共にメインが始まるんですよねぇ。ホントたまらん。

ファンタジーと中世って相性がいいですよねえ。主人公が馬で駆ける映像。剣で火花を散らす映像。本当にここまで来たかって、何度も見ちゃいます、あのドット絵から・・・(しつこい笑)

 

世界樹の葉の一枚一枚までを書き込んだ、精緻な描写。牢に閉じ込められたカミュの謎めいた感じから、華やかな舞台で舞うシルビアを見るに、ゲームを進めていく期待感が止まらない。最後のラーミアみたいな鳥が、姿を変えながらドラゴンになってタイトルの背景に変わっていくのもたまらないですね!さっきからたまらないしか言ってないですが!笑

 

オープニングだけで延々喋れそうですが、そろそろ本編の方へ。もう2017年の作品なので、多少はネタバレを含みながら語ります、攻略サイトもいっぱいあるし。

でも知らない方が楽しめる要素はふんだんにあるので、これからやろうという方は読まないことを勧めます。ただ一言いうなら、ドラクエに少しでも思い入れのある人なら必ずプレイすべし!とだけ言っておく。

個人的には、ドラクエ作品の中でNo1になるかも知れないと思っている。ちなみに自分が好きなこれまでのドラクエランキングは、5、4、8、3、6、2、9、1、(7、10未プレイ)ですかね。古い作品は、記憶も古いので、評価基準がイマイチですが。6は好きなんですが、ジョブシステムが個人的にあまり好きじゃないんですよね。だってキャラの個性が薄れちゃうじゃん!

 

とゆーわけで、ようやく本編の話。でもまぁ、ストーリーを逐一追って話すことはしません。それはWikipediaを読めばいいし。ドラクエは随分前にやった9以来なので、ゲームバランスの良さとか、細やかな気遣いに感心しましたね。場面切替のローディングの度に出る、旅の役立ちメモみたいなのが地味にいい。

そして主人公が喋らないのはデフォなのね!ちょっと安心。そして登場キャラも、声は出さない。文字だけのセリフのみ。映像がここまで進化したのに、声は一切ないと言うのは、当初はちょっと違和感がありましたが、すぐに気にならなくなりました。むしろドラクエはこうでなくちゃなと。

魔王を倒しに行くという、基本ストーリーはこれまで通りなんですが、相変わらずそこに至るまでのサブストーリーが丁寧で、いい話が多い!

 

11で一番驚いたことの一つが、これまでの作品のオマージュが多用されていることです。特に音楽面ですね!自分は5が大好きなんですが、5の音楽が、プレステ4の音質で蘇っていることにとても感銘を受けました。もっと2とか4とかも入れて欲しかったけど、それは次回作までお預けなんですかね~。入れすぎても、世界観がまとまらなくなりそうですからね。

 

ドラクエシリーズにおいて、ボスを倒したのに、裏ボスがいるというのは、3のバラモス・ゾーマのタッグの時から(2のハーゴン・竜王もだっけ?)、ドラクエあるあるの設定ではあるんですが、今回はその見せ方に驚かされました。

 

ここからが本当に重大なネタバレになっちゃうんですが、ストーリー上一回魔王の襲撃を受けて、勇者一行が負けて世界樹も失われる展開があるんです。この時驚いたのが、仲間を増やしながら、魔王を倒す旅を続けるのがドラクエだと思うんですが、最初に仲間になる順番がこんな感じ。

①カミュ→セーニャ・ベロニカ→シルビア→ロウ・マルティナ。

そして崩壊後の世界ではこう。

②グレイグ→ロウ→マルティナ→シルビア→セーニャ→カミュ。

そう、ほとんど逆になるんです!そして、誤解から勇者を敵視していた敵将グレイグが最初に仲間になるのもなかなかそそるものがあります。そして、次に仲間になるのがロウというのも渋いんですよ。1週目では仲間になるのが遅いこともあり、回復も攻撃も補助も(見た目も)半端で、ほぼ使う機会がなかったんですね。もちろんマルティナさんは攻撃の高さ(+見た目)からすぐレギュラー入りでしたが笑。

 

後半は3人目ということから、必然的にレギュラー入りなことと、半端だった攻撃技を補うエピソードが追加されることで、仲間が集結したあとも、充分に戦える存在になるんです。ドラクエ4のブライやトルネコやミネアなどのベンチウォーマー(馬車要員)がいたことなどを考えると、キャラの一人ひとりに光を当てた本当に優れたゲームバランスだなあと思う次第です。

 

そして崩壊後の世界で、再び仲間を集めながら旅をしていると、非常にショッキングなことが・・・。なんと、ベロニカが世界崩壊の瞬間、仲間を守るために力尽きていたことが発覚するのです!順番的に再び仲間になるのは最後かなと思っていたら、まさかの・・。本当に見せ方がうまいぜ。ってかベロニカちゃん・・。

さすがに、どっかで生きてたとかなんかの方法で甦らすのかなと思いきや、セーニャがベロニカの力を継承するエピソードがあり、プレイヤーはここで本当にベロニカがいなくなったのだと再認識させられます。ベロニカたん・・。

 

そして物語は進み、魔王との決戦へ。それなりに強かったし、変身とかもしたし、しっかりしたエンディングもあったので、仮にベロニカが見れるとしても、ストーリーとは関係ないクリア後の余興とかなのかなと思ってました。

世界樹も復活するし本当にここで一旦終わりみたいな展開だったんですよねー。ただ、自分が唯一違和感を感じていたのは、ベロニカの力を受け継いだはずのセーニャがメラゾーマとイオナズンを覚えていなかったこと。単純にボス戦も苦しかったし、レベル上げ不足かなとも思ったんですが。

 

クリア後からの展開は、マジでビビりました。なんと時の水晶みたいな物を、勇者の剣で打ち砕くことによって、時間を崩壊前の時点まで巻き戻すってゆーんです。しかも事情を知って戻れるのは勇者一人のみ。崩壊後から魔王を倒す旅は、無かったことに なるというんです。勇者一人だけが、今のパラメーターのまま戻って、何も知らぬ仲間を魔王の企みから救い出すという胸熱展開。今までの皆のレベルも、当時に戻っちゃうんです。しかしアイテムだけは全て持っていける笑。

 

そんなんありかよ!と、思いながら時の水晶を破壊すると、本当に崩壊直前の世界に戻りました。全く同じエピソードをちょいちょい見せられながら、魔王の企みを阻止し、そして再び倒す展開。今度は世界樹もベロニカも失うことなく。

 

ここでちゃんちゃんとお終いかと思いきや、ようやく真のボスの名前を知る展開となります。そして真ボスを倒すために、世界で助けを求める人たちに会い、力を付けることにしようかと。

ここでもタイムパラドックスの面白さというか、プレイヤーは少し混乱します。崩壊後から最初のボスを倒すための旅も、色んなエピソードを消化しながら行っているんですが、それがなかったことになっているので、再び行くと似たような事象が発生してるんです。崩壊前よりは簡易的なイベントになるんですがね。なので、そっかここの土地のトラブルは解消していなかったっけとちと混乱しながら世界を回ることになるんですね。

 

そしてかつて解決した事柄に再び違う形で、挑んでいくんですが、以前は少し哀しい形で解決するしかなかったエピソードが、ちょっとずついい形で終えられるんです。 世界を巻き戻した甲斐があったなと。なにこの、世界線が変わる感じ。シュタゲですか。

なんて作りこまれたストーリーなのかと感心させられます。

 

クリア後の新エピソードの一つに、今回の空中の乗り物であるケトスを、ラストダンジョンに突入するために補強するくだりがあるんですが、パワーアップした時に3のラーミアの曲に変わるんですよねぇ。ファンには感涙ものです。

そして今自分がやっているのはここまでです!笑

忘れない内に、早く感想を書きたくてね!何より、コロナちゃんの影響で、家で退屈している人が多いと思われるので、今こそ引きこもりの必須アイテム、ゲームの出番かと。

真ボスを倒したら、また追記します。この自粛期間に、ドラゴンクエストビルダーズとファイナルファンタジー7リメイクもやりたい笑。